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社会調査実習の準備

  • 執筆者の写真: Yoichi Murase
    Yoichi Murase
  • 2月24日
  • 読了時間: 3分

更新日:3 日前


4月から社会調査実習を1コマ担当することになった。実習を担当するのは久しぶり。2026年4月に開始予定。自分の好きな科目をやるのだから自分にとってもいいことである。現実の生きている社会を測定するというのは、難しいし、そこがおもしろいことでもある。調査票を作るとか実査のこつとかは、いくつか教材もあるし、教えるのは私にとっては簡単。だが社会調査法の教科書を見ても、実際の、調査員手引きの見本などがないことが問題だ。具体例は『社会調査演習』の巻末資料くらい。具体的な質問文の例は安田三郎『社会調査ハンドブック』に豊富にあるが、これも古い。


データ分析ソフトについて教えるのは簡単。何か見本の調査票と練習用データファイルを用意する必要がある。多変量解析については、データ分析自体よりもまず、シンタックスでのカテゴリー合併や、逆転した新変数作成などの、データの加工を覚えることが大切。分析して結果を出すこと自体は初心者にもわりと簡単である。あとは、分かりやすくクロス集計表やグラフを作るなど。これらは既に教材があるから問題はない。

その前に、パソコンのドライブの仕組み(WindowsではCドライブがハードディスク)とか、全角文字を使うとデータ分析ソフトが止まりがちである、PC上でやたらとたくさんファイルを開くと重くなる、AIに頼らない、引用の作法、文献リストの作り方、などを教えなくてはならない。それと、仮説の作り方や、因果関係の考え方。

ただ、データ分析ソフトをPC教室に入れてもらう必要がある。そして、フリーのPSPPなどのソフトが、全角文字に対応しないから文字化けすることの対策とか、データ保存時に、デフォルトの保存先フォルダを指定できない、などの問題が出てくる。また、学生達が、自分の分析結果やシンタックスを保存する場合、デスクトップなどに保存すると、次の週に開いてもファイルが消えてしまう、などPC教室のシステムの問題がありうる。各学生が使える共有ドライブなどがあるのかどうか不明。ただこれは、実習用のホームページに、グーグルドライブなどへのリンクをはって、これに保存するように学生達に指導すれば問題ない。とりあえず、今度やる大学は、PC教室がまだWindows10だが、学生がデスクトップかドキュメントに自分が作ったファイルを保存すれば、次週以降も使えるらしい。教材ファイルは、Moodleなどが使えるようだから、そこに見本ファイルなどを置いておけば良い。

分析ソフトのSPSSが使えない大学もある。学制版で3万円以内のものがあるが、1年間のライセンス。フリーソフトのPSPPは最近、よくできている。日本語が文字化けしたり、データ画面で全角文字を直接入力できないことが問題。文字コードをUTF-8にしてシンタックスファイルを書き、保存してからPSPPでシンタックスを開いて実行して、データラベルをつけるなどすれば問題ない。全角文字の文字コードについて学生がまず理解する必要がある。

シンタックスでラベルを付ける予定だから、直接入力できないことは、あまり問題はないのだが。データ分析ソフトについては、まずはシンタックスについて理解することが大切。というわけで、教材として分析ソフトの画面をいくつか作ったりしていた。学生達がみんなで質問文を作るための教材も作らなくては。その前に、そもそも何人くらい学生が来るのかまだ不明なのが問題だが。


 
 
 

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