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執筆者の写真Yoichi Murase

仙台の街中

更新日:2024年7月14日

久しぶりに仙台に来た。地方の駅前の多くは空き地やコインパーキングが多くて活気がないが、仙台駅前は人が多くて栄えている。といっても、仙台ホテルだったところは、更地になった後はあまり活用されていないし、駅前のさくら野百貨店は相変わらず廃墟ビルであるが。しかし、アーケード商店街は、わりときれいで人通りも多い。東北地方の中でも、仙台駅前と、福島県の郡山駅前は、比較的賑わいがある。というか、あとはほんとうに寂れていて、中心市街地の滅び具合はひどい。福島駅前の寂れ具合や、パセオ通りの雰囲気は、一見の価値があると思う。


ただ日本の町を歩いていても、スラム街や社会の不平等や社会階層を感じることはあまりない。仙台は第三次産業の街であり、全体的に、工業地帯や、工場労働者の多い地区はあまりないのだ。治安の問題がまったくないわけではないのだが、全体的には平和な街だといえる。日本の社会階層について、一言で説明するのは難しいところだが、職業や従業上の地位が、一つの指標である。以下は大学院の科目の資料として、私が以前作った資料。友人と話していると、○○中と○○中学は、昔は荒れていた、というような話しが出る。今でも、給食費未払いが多いという評判の中学校は2つほどあるようだ。しかし、全般的には、仙台は平和である。仙台一高時代の友人は、一人は脳梗塞の後リハビリ中、一人は親の家を壊して更地にする予定なので、今日の昼間は、家の中を片付けて疲れたとか。もう一人は仕事が終わらないので、三連休も、まずは職場へ行くとのこと。しかし、昔の友人達と飲むことができるのは楽しいことだ。仙台の街が栄えている一つの理由は、福島や山形の人々が週末に買い物に来る、ということだろう。盛岡は仙台からやや遠いので、仙台へ行くことを遠征というとか。しかし、やはり岩手県の若者も、たまに仙台へ遠征へ行くのが楽しみらしい。






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